2024年4月より「辻󠄀調理師専門学校 東京」が開校します。「エコール 辻󠄀 東京」は2023年4月入学者対象の学校です。 エコール 辻󠄀 東京 在校生、卒業生、保証人並びに関係者の皆様へ

「旅館MBA支配人育成講座」にご協力しました

2021年09月27日

8月30日(月)から9月3日(金)の5日間、
「旅館MBA支配人育成講座」が、湯田中渋温泉郷人材開発協議会主催で開催されました。
今回のプログラムは、観光庁 令和3年度「地域における観光産業の実務人材確保・育成事業」のモデル事業として、
人材不足に悩む旅館の管理職層を確保・育成することを目的とした取り組みとのこと。

実際に、旅館や温泉リゾートホテルを経営されている方や、
これから観光業を目指す大学生など約20名の方々が熱心に参加されていました。

5日間、朝から夕方まで、グループワークを交えつつのプログラムのうち、
9月2日(木)には、エコール辻󠄀東京から、
日本料理・野中覚先生とキャリアセンター・松本が講師として登壇しました。

野中先生は、「料理の基本の考え方」というタイトルで、
日本料理の成り立ちから献立構成とその考え方、
そして、ご自身の出身地・東大和市で旅館料理を提供するなら・・という
「空想旅館料理」を紹介され、地域の生産者の方々との繋がりをベースにした献立を披露しました。

タイで日本の「公邸料理人育成事業」にも携わった経験から、
外国で作る日本料理の考え方をお伝えしたところ、
参加者の方から外国人への和食提供について質問があり、関心の高さがうかがえました。

「料理」について考えた後は、料理を作る「人」に注目、ということで
「料理人のキャリア」について、松本から、辻󠄀調グループ卒業生の事例を交えてお話ししました。

まず「料理人という職業」について、現状と課題、そして社会に果たす役割を考え、
「料理人として働き続けるために」、
求人側、求職側、そして人材を送りだす学校という3つの立場でそれぞれ大切にしたいことをお伝えしました。

慢性的に人手不足の飲食業界では、
「人材を、教え支え育てること」が求められおり、
それは、料理人として人材を送り出す学校だけでなく、
雇い入れた企業・店側が、従業員の育成に携わる、
まさに「料理人のリカレント教育」が求められます。
この企業側の育てる姿勢が、働く側のモチベーションにもつながります。

社会に出る前のインターンシップなども含め
「人材育成」に企業と学校が協働できる取組みを今後も展開していきたいと考えています。

エコール 辻󠄀 東京 キャリアセンター 松本しのぶ

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