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キャリアデザイン特別授業「プロフェッションズの先輩に聞く」 vol.3「なりたい自分を描きだす」

2020年07月03日

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※2020年2月17日(月)に行われたキャリアデザイン特別授業のご報告ですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により公開が遅れております。

社会でプロフェッショナルとして活躍する先輩達と話すうちに、気がつけばあっという間に一時間半が経っていました。これまではプロと聞けば、現在の自分では到底手の届かないような高みを目指している人というイメージがあったはず。けれども、プロだからこそ、今の自分たちが学んでいる基礎や基本、小さな努力の積み重ねを大切にしていることを肌で感じた人も多いようです。

「先輩達のリアルな体験談を聞けてよかった」「自分が気づいていなかった選択肢があることに気づけた」受講生からはそんな声も飛び交います。

思ってもみなかった選択肢が目の前に現れるのもまたプロの道です。後半の質問タイムには、あの「悪魔のおにぎり」と呼ばれたメニューの生みの親、第57次南極地域観測隊・調理隊員の渡貫淳子さんが駆けつけ、南極料理人としての体験談を聞かせてくれました。

「調理の仕事で南極に行けるんだ、とはじめて知った時にビビッときて。何度も応募して第57次南極地域観測隊に入隊することができました」

隊員達にふるまう毎日のメニューはどのように考えていたかという質問が投げかけられると、「ほとんど考えません」とのこと。

「事前に大量に仕入れた食材を南極に運んでいるので、冷凍庫の中はどこに何があるのかもわからない状態。今日は気温が-5℃くらいでちょっと暑いから冷やし中華にしようかな、曜日感覚がなくならないように金曜日はカレーと決めておこう、とか。そんな感じでした」

メニュー開発はプロとしての個性の見せ所の一つでもあり、職場の環境やマーケットをどれだけ取り入れるかということも大切です。

驚くことに、この日訪れていた4人の先輩の中では、「メニュー開発はコストも時間もかかるので、ほとんどしない」という意見が多数派。その代わりに「頭の中で試作を繰り返す」そう。頭の中で素材を調理し、組み合わせ、何度も味見をしてから、実際に材料を揃えて作ってみる。味を見てイメージと違っていた部分の微修正をすれば、お客様に愛される新メニューの完成です。そのスマートさは、日々基本と経験を積み重ねていった先に磨かれていくセンスの賜物だという気がします。

エコール辻東京が大切にしているのは、「なりたい自分」のイメージを自分で描きだし、そこへ近づくために試行錯誤を繰り返すこと。小さな努力を積み重ね、時には柔軟に世界を広げながら、思い描いたプロフェッショナルの姿へと近づいていく。先輩たちが届けた言葉は、これから社会に出る学生たちへどのように響いたのでしょうか。

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